電波法違反と国民総監視社会。
6月7日(金)、次のような記事がインターネットで報道されました。
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「米当局が市民の通話記録を大量収集、大手9社のネット監視も」
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2948674/10863794?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Mon_r1
一部を抜粋します。
「米国家安全保障局(National Security Agency、NSA)がオバマ現政権下で、数百万件にわたる米市民の通話記録を収集していたと、英紙ガーディアン(Guardian)が5日の電子版で報じ、波紋が広がっている。翌6日には、米当局による大規模なインターネット監視プログラムの存在も明らかになり、新たな怒りの声が上がることは必至だ。 」
「NSAは2007年に開始された「PRISM(プリズム)」と呼ばれるプログラムの下で、マイクロソフト(Microsoft)、グーグル(Google)、フェイスブック(Facebook)、アップル(Apple)といった米インターネット大手企業9社のサーバーから動画や写真、電子メールを直接収集していたという。」
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これを読んで、驚くとともに「ああ、やっぱり」とも思いました。米国ではすでに、国民全員が監視される社会になってしまっているようです。
日本でも、過去および現在のWebサイトの記事やブログエントリー、フェイスブック・ツイッターへの投稿、グーグル検索記録などが、どこかに蓄積されている可能性が高いと思います。
銀行の入出金記録、カード会社の利用記録や、ETCカードやスイカ・パスモに残る移動記録等はご承知のように完全に残っています。国民の経済状況や買い物の記録、旅行先や旅程はすべて記録されています。
こういう個人に関する大量の情報等は「ビッグデータ」と呼ばれ、最近とても話題になっています。定番本も翻訳され発売されていますので、興味のある方はどうぞ。お勧めです。
話が横道にそれました。元に戻します。
日本では先日、マイナンバー法が成立し平成28年1月から利用開始されることになりました。これは以前から反対の多かった「国民総背番号制」のことで、国民全員に番号を割り振って収入や納税実績、社会保障に関する個人情報を1つの番号で管理するというものです。
マイナンバーによる情報に加え、上記のいろいろな個人情報がビッグデータで一元管理されるようになる可能性は極めて高いですね。そうなったら恐い社会ですね。
で、ふと危険だと思ったのが、電波法違反を公然と自白しているブログ記事です。
いまは表向き「電波法違反の取締」は行われていないようなので、安心されて書かれているのだと思いますが、犯罪記録は間違いなく残っています。
たかが電波法違反と思っていらっしゃるのでしょうが、間違いなく「法律違反」です。
電波法違反のみでは問題はないかもしれませんが、これに交通違反の記録だとか、税金滞納記録とか、カード未払い記録とか知られたくない記録が合体されると、そこに1つの人物像イメージが形成されてしまいます。
私の考え過ぎだと良いのですが、念のため、気をつけた方が良いと思いますよ~。(^^ゞ
さて、米国ではその後、密告者が名乗りを上げました。
「米当局の通信情報収集、密告者が名乗り出る 犯罪捜査の可能性も」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130610-00000004-jij_afp-int
ご当人は「米政府が極秘裏に構築する大規模な監視マシーンを使い、世界中の人々のプライバシーやインターネットの自由、そして基本的自由権を破壊するのを、安らかな心をもって許しておくことはできないから」だと言っているようです。
波紋は広がっています。今後の展開に注目して行きましょう。
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「米当局が市民の通話記録を大量収集、大手9社のネット監視も」
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2948674/10863794?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Mon_r1
一部を抜粋します。
「米国家安全保障局(National Security Agency、NSA)がオバマ現政権下で、数百万件にわたる米市民の通話記録を収集していたと、英紙ガーディアン(Guardian)が5日の電子版で報じ、波紋が広がっている。翌6日には、米当局による大規模なインターネット監視プログラムの存在も明らかになり、新たな怒りの声が上がることは必至だ。 」
「NSAは2007年に開始された「PRISM(プリズム)」と呼ばれるプログラムの下で、マイクロソフト(Microsoft)、グーグル(Google)、フェイスブック(Facebook)、アップル(Apple)といった米インターネット大手企業9社のサーバーから動画や写真、電子メールを直接収集していたという。」
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これを読んで、驚くとともに「ああ、やっぱり」とも思いました。米国ではすでに、国民全員が監視される社会になってしまっているようです。
日本でも、過去および現在のWebサイトの記事やブログエントリー、フェイスブック・ツイッターへの投稿、グーグル検索記録などが、どこかに蓄積されている可能性が高いと思います。
銀行の入出金記録、カード会社の利用記録や、ETCカードやスイカ・パスモに残る移動記録等はご承知のように完全に残っています。国民の経済状況や買い物の記録、旅行先や旅程はすべて記録されています。
こういう個人に関する大量の情報等は「ビッグデータ」と呼ばれ、最近とても話題になっています。定番本も翻訳され発売されていますので、興味のある方はどうぞ。お勧めです。
話が横道にそれました。元に戻します。
日本では先日、マイナンバー法が成立し平成28年1月から利用開始されることになりました。これは以前から反対の多かった「国民総背番号制」のことで、国民全員に番号を割り振って収入や納税実績、社会保障に関する個人情報を1つの番号で管理するというものです。
マイナンバーによる情報に加え、上記のいろいろな個人情報がビッグデータで一元管理されるようになる可能性は極めて高いですね。そうなったら恐い社会ですね。
で、ふと危険だと思ったのが、電波法違反を公然と自白しているブログ記事です。
いまは表向き「電波法違反の取締」は行われていないようなので、安心されて書かれているのだと思いますが、犯罪記録は間違いなく残っています。
たかが電波法違反と思っていらっしゃるのでしょうが、間違いなく「法律違反」です。
電波法違反のみでは問題はないかもしれませんが、これに交通違反の記録だとか、税金滞納記録とか、カード未払い記録とか知られたくない記録が合体されると、そこに1つの人物像イメージが形成されてしまいます。
私の考え過ぎだと良いのですが、念のため、気をつけた方が良いと思いますよ~。(^^ゞ
さて、米国ではその後、密告者が名乗りを上げました。
「米当局の通信情報収集、密告者が名乗り出る 犯罪捜査の可能性も」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130610-00000004-jij_afp-int
ご当人は「米政府が極秘裏に構築する大規模な監視マシーンを使い、世界中の人々のプライバシーやインターネットの自由、そして基本的自由権を破壊するのを、安らかな心をもって許しておくことはできないから」だと言っているようです。
波紋は広がっています。今後の展開に注目して行きましょう。
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