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Turnigy 9X V2 レビュー_1

Turnigy 9Xに関する情報は国内にはほとんどありません。 その安さに釣られて衝動買いしてしまってから、ようやくこのことに気づきました。それで、今さらながら情報収集中のtiger22です。(^^ゞ

現在、販売されているのはTurnigy 9X V2(ターニジィ9X バージョン2)で、これは約1年前にホビーキングで販売開始されたものです。

RCModelReviewsに"Review: Turnigy 9X Version 2"という記事がありましたので、主要部分を訳出してみました。例によって自分用ですので、誤訳等については大目に見て下さい。

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Review: Turnigy 9X Version 2(レビュー:Turnigy 9X Version 2)
SOMETHING OLD, SOMETHING NEW(古いものと、新しいもの)

Dated: 22 June 2010 (2010年1月22日)

私は2009年2月に初代のiMax/FlySky 9X送受信機のレビューを書いたことがある。

ホビーキング(HobbyKing)が"バージョン 2"として売り出したこの製品は、激安価格に加えて、フライスカイ(FlySky)製の新しい「周波数ホッピングRFモジュール」と受信機がセットになっている。

・First Look(一見しての感想)

110208_1 Turnigy 9X


Hobby Kingの9Xは大きな箱に入って送られてくるが、その箱を持つとあまりにも軽いので、中身はカラだと思うかもしれない。

なんでこんなにも軽いのか?

そう、何しろ60ドルだから。送信機と受信機とバインドプラグとパッケージ(箱)、それだけ。そして他には何もない。

充電式バッテリーも、サーボも、レシーバースイッチも、充電器も、マニュアルも、解説CDもついてこない。このプロポは、周りに教えてくれる人が誰もいないラジコン入門者が、絶対最初に買ってはいけないプロポだ。

このレビューを書く間中、私は「忘れるなよ、これはたった60ドルのプロポだ」と自分に言い聞かせ続けた。なぜなら簡単にそれを忘れてしまって、ついついより高価なプロポを評価すると同じ視点から、この低価格プロポを見てしまいそうになるから・・・。

古いフタバ・スカイポート4と比べても、その半値のプロポであることを思えば、値段の割りによく出来た製品だと感謝したくもなる。


・What's New?(何が新しいの?)

110208_2 9X 新旧型


旧型(バージョン1)の FlySkyモジュール/受信機で使われていた「単一周波数非アジャイルDSSSシステム」は、新しい周波数ホッピング版にレベルアップされた。これはバンド干渉に、はるかに強い抵抗力を持ち、結果としてより信頼性の高い操作をもたらす。

ホビーキングは、彼ら自身の"更新"バージョン(バージョン1システムのバグが修正されている)で元のソフトウェアを書き換えたという。しかし、テストではファームウェアはホビーキングが"V2"ラベルを貼る前から売っていた前モデルから変更されていないことを示しているので、V2にあまり過剰な期待はしないほうがいい。

一見してわかる違いは、旧型では伸縮アンテナが付いていた場所に、新型では2.4GHzアンテナが付いているということだ。これはとても良い。そのわけは後で説明しよう。

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その2へ続きます。

Turnigy 9X V2 レビュー_2

この記事が掲載されているRCModelReviewsというのは、中華ラジコン関係の面白い記事が多いですね。そのため、グーグル検索でも上位でヒットします。
何と言っても今や中国が世界のラジコン界を牽引しているようですから、当然といえば当然かも知れません。

ところで、電波法の規制というのは全く知りませんでした。ある方から教えていただいてびっくりしました。狐につままれたというか、詐欺に遭ったような気分です。(+_+)

電波法では、Turnigy 9Xを含め外国製のプロポは国内で使用してはいけないそうです。使用すると電波法違反になり、なんと罰則もあるとのこと。これを事前に知っていれば、tiger22はTurnigy 9Xを購入しなかったですよ。(+_+)

なんでも、裏面に電波法適合(通称Tマーク)のシールが貼付されたプロポだけが、国内で使用できるとのこと。
しかし、解せないのがこの規制で、不正に輸入した商品を販売する業者は、ちっとも罰せられないそうです。何も知らずに売りつけられた消費者だけが、これを使用すれば罰せられるという何とも不思議な法律です。
これを詐欺と言わずになんと呼ぶのでしょうか? 国家ぐるみの詐欺?

たとえば麻薬を使用した場合、今回の小向美奈子容疑者のように、当然、罪になります。同時に、販売した方も罰せられます。また、麻薬を国内に持ち込もうとしても入管でチェックされ、見つかれば没収されますよね。この場合、麻薬が国内に持ち込まれないような仕組みが出来ています。

ところが電波法の場合、消費者のみが不利益を被ります。売ったヤツは売り逃げ、国内のプロポ業者は法律で保護され値段の高いプロポを消費者に押しつけて丸儲け(9チャンネルのコンピュータープロポTurnigy 9Xは、香港からの送料を含めても6千円強で買えます。)、電波法適合シールを発行している団体は役人の天下り天国。なんかおかしくありませんか。あれほどうるさかった規制緩和は、いったいどこへ行ったのでしょうか。

法令違反のワルケラ・プロポが、国内で堂々と販売されているではありませんか? また、私が何も知らずにワルケラヘリ・プロポを外国から購入した時も、何のお咎めもなく税関を通過しています。
麻薬と同じく法律で禁止されているのに、この取扱の差はおかしくないでしょうか。善意の消費者は保護されないのでしょうか? 非常に疑問を感じます。たまたま私は大学で法律を学んだため少し理屈っぽいかも知れません。しかし、よく理解できません。長年ラジコンをされている方は、この問題についてどのようにお考えなのでしょうか? ぜひ教えて戴きたいと思います。

さて、この問題についてはいずれ改めて考えたいと思いますが、現状ではそういうことなので、WalkeraやTurnigy 9Xを購入されても電波を出すことはできません。これからワルケラやmCP Xを海外から購入しようとお考えの方は、くれぐれもご注意下さい。私のような失敗はされないように・・・。

ところで、私のTurnigy 9XはまだHobbyKingから着弾していませんが、電波を出せないプロポを買ってしまったとなると本当に困りますね。
Walkera 4G6Sといっしょに床の間に飾って置くしかないのでしょうか。・・・などと悩みつつ、前回の続きに行きましょう。始めた以上は何があっても最後まで完結したいと思います。

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The Transmitter(Turnigy 9X送信機について)

Turnigy 9X送信機は今なおJRコンパチブルモジュールだけれど、Turnigyのモジュールを他社モジュールに交換しようとすると大きな問題に直面する。

モジュールは外せるようになってはいるが、アンテナがモジュールに固定されているので完全に取り外すことが出来ない、あるいは別のものと交換するしかない。いくつかの理由(ほぼ確実にコスト削減のため)で、取り外し可能なコネクタを使用せずに、モジュールの回路基板に直接アンテナケーブルを取り付けてしまっている。

110210_1 取り外し不能1


だからといって、いったん内蔵アンテナを切断しようものなら、他メーカーのJRタイプ2.4GHzモジュールに再接続するのはそう簡単ではない。

これはばかげたことだ。--しかし、ここで「それはたった60ドルの送受信機だ」という金言を思い出して欲しい。

標準のTurnigyシステムに特別な機能を追加したいユーザーのために、私はこれから将来書く記事で、他社ブランドの2.4GHzモジュールをTurnigy 9Xバージョン2送信機に取り付けるためのステップ・バイ・ステップの手順を提供しようと思う。

110210_2 取り外し不能2


一方で、当面は標準モジュールをつけたままにして、新しい組込型2.4GHzアンテナがホットグルーで接着されているように見える事実を無視しようではないか。

送信機のフィーリングは従来どおりで何も変わってはいない。--それは今なお、低価格に見合わぬクオリティで驚くほど頑丈なユニットだ。スティックは滑らかで、私はプロポの手触りのすべてが本当に好きだ。私はネックストラップは使用しないが、ストラップアタッチメントの位置が、バランス改善のために変更されていないことに注目した。この送信機はもともとFM/PCM用にデザインされたために、ストラップで吊るすと「テールヘビー」になるように思われる。

110210_3 コネクタ1


送信機のスイッチをオン・オフすると、ひどいフェルトのように感じた。私のiMaxではこのスイッチは正常だが、FlySkyの品質管理がまたも勝利するように思う。--重くて硬い感触のスイッチを提供する--それがいつまで続くか疑問だ。

もう一つのマズイ点は、送信機に付属するひどい8セルのアルカリ乾電池ホルダーだ(60ドルの送受信機であることを思い出せ)。
バッテリーの接続が悪く、また回路基板上のコネクタに繋がるリード線が堅くて、たびたび動かしているうちに壊れやすくなる。
これはいただけない。この電池ホルダーの使用はお勧めしない。動作の信頼性を確保するために、専用のNiMHバッテリーパックかLiPoバッテリーを買いなさい、あるいは「8ドルの格安バッテリー」を自作して、それを使いなさい。

110210_4 コネクタ2


前と同じように、9xはmenu/exitキーや方向キーが押されるたびに強烈でやや刺激的な音を出す。また電源が入った時にすべてのスイッチが正しい位置にないと、むしろ不可解な「スイッチ・エラー」メッセージに苦しむことになる。

プロポの内部を見ると、私の初代iMax 9Xよりハンダ付けと組立の品質はいくぶん改善されたように思われる。ブランド物のプロポと同レベルというわけではないが、やり直す必要性を感じたハンダ接合箇所はなく、すべてがうまく出来ているように見えた。もちろん、私がたまたま出来の良い製品に当たっただけかもしれない---が、品質管理はまだ西洋レベルにまで追いついていないことをオン・オフスイッチは証明している。

------------ ここまで ------------

その3に続きます。


Turnigy 9X V2 レビュー_3

せっかくの休日なのに、外では細かい雪が舞っています。

ところで、いろいろ考えた結果、Turnigy 9Xが香港から届いたら送信機モジュールを外してしまうことにしました。電波法違反になるのはイヤなので、あえて電波が出ないようにします。(T_T)

今使っているE-skyのUSBコントローラーの替わりに、シミュレーターのコントローラーとして使います。これなら電波法違反にはならないでしょう。
前回のレビューにもありましたが、プロポの握り心地やスティックの感触はかなり良いようですので、素晴らしいシミュレーター用コントローラーになるのではないでしょうか。
6,000円強の少し高級な9CHコントローラーです。もったいないですが苦肉の策です。(^_^;)

それでは前回からの続きです。読み返してみると、おかしな日本語が随所にあり我ながら笑ってしまいます。技術用語を知らないせいで翻訳は不正確ですが悪しからず。

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The Receiver(受信機について)

110211_1 新旧受信機


上の写真左側の旧型(バージョン1)FlySky受信機はホビーキングで販売されたものだが、諸機能を提供する小さな付属部品がついている。--それは、この低価格のシステムでは驚くべきことだ。

新型8チャンネル受信機(上の写真右側)は旧型よりも安くなった。付属部品を省略することによってコスト削減を実現したものと思われる。

私の大きな疑問は「付属部品なしで、どのようにしてマルチパスとシャドウイングの影響を減らしているのか?」ということだった。付属部品を外したバージョン1受信機を試したとき、それは動いたが比較的近い距離で厄介なロックアウトを食らった。私はバージョン2がより良くなっていることを確かに期待する。

FlySkyはこのために2倍のアプローチを採用している。彼らは単純な4分の1波長のワイヤーアンテナからスリーブド・ダイポール(Hitecは婉曲にBODAと呼ぶ)に変更した。このアンテナは、古いワイヤーアンテナよりも少し高感度なので、多少は役に立つはずだ。

しかしながら、2.4GHz化で起こった奇妙なことの最大の成果は、以前使っていた単一周波数のDSSS方式から周波数ホッピング方式への切り替えである。

スリーブド・ダイポールと周波数ホッピングの採用は、Hitecのオプティマ6、オプティマ7受信機で驚くほどうまく機能した。この両者は非常に大規模なモデルにおいてさえ、より強力な防御性能を実現できることを証明している。おそらく新型のTurnigy/FlySky受信機でも同じだろう。--まだフライトテストをやっていないので断言はできないが。
残念ながら、ここは今は冬だし、数週間はフライトテストが出来そうもないので(天候次第)、私はこのレビューをフライトテストなしで公開することにした。フライトテストの結果は後日報告しよう。

110211_2 新型基板


8チャンネル受信機の筐体と構造は初期バージョンより大幅に改善されている。後付けのきまり悪そうに置かれたコンデンサーはなくなり、すべての電子機器は今やきれいに1枚の広々とした回路基板上に収まっている。電気設計はわずかに変更されたが、台湾製の2.4GHzトランシーバチップが以前と同じく使用されている。これは市場で最も敏感なチップではないが、その機能を強化するプリアンプを内蔵している。それは(少なくとも理論的には)ちゃんと機能するだろう。

110211_3 クリスタル?


私は受信機の回路基板がプラスチックケースにホットグルーで接着されているのを見て少し心配だった。そしてホットグルーを剥ぎ取ってよく見てみると、サーボとバッテリーのリード線を内外に接続した時に、基板が動き回る傾向があった。私はまた、小型の表面実装(SMT)版ではなく、大きめのクリスタルが使われているのに気づいた。このサイズのクリスタルは表面実装(SMT)版よりもはるかに壊れやすい傾向がある。もし、あなたがクラッシュしたり強い振動を与えたら、この受信機はほとんどの2.4GHzユニットよりも少し壊れやすいだろう。

バインドLEDは、上面のラベルで覆われた受信機の中に隠されている。光っているLEDを見るためには、スモークのプラスチックケースの側面から覗き込むしかない。

バインド自体は簡単でマークされたサーボスロットにバインドプラグを挿入し、送信機のバインドボタンを押して、受信機の電源を入れれば良い。送信機のバインドボタンには「レンジ(距離)テスト」というラベルが付いているが、私はこの機能がサポートされていることを確認する時間がなかった。--それは確かに旧型にはなかったものだ。

残念ながら、受信機にはフェールセーフがない。それでそれが良いレンジ(距離)にあるかどうかに関係なく、また、付属部品がなくなったせいでシャドウイングやマルチパスに対処する能力が損なわれない場合でさえ、これは「小さな」モデルのためだけのシステムだ。あなたは大型のグローまたはガソリン駆動モデルにこの受信機を取り付けないだろう、そしてジェット機にも使用しないだろう。しかし、私が冗談にでも--9ドルの受信機をジェット機に??

そして、あなたがバージョン2受信機はバージョン1の送信機モジュールにバインドしないのではと疑っているならば。残念ながら、あなたが旧型のHK/iMax/FlySky/Eurgle 9X送信機のためにもっと受信機が必要なら、それが販売されている間に、あなたはそれに飛びついた方がよい。

------------ ここまで ------------


Turnigy 9X V2 レビュー_4

最終回です。前半部分は周波数ホッピングについての専門的な説明が多く、翻訳をあきらめた部分があります。訳文も破綻しています。私の中学程度の英語力ではムリでした。


------------ ここから ------------

Performance(性能)

新しいバージョン2.0システムは間違いなく周波数ホッピングシステムで、それはバンド(帯域)を横断して信号を拡散するために16の個々の「チャンネル」を使用している(下のスペクトラム・アナライザーのグラフを参照)。出力パワーも私の旧型バージョン1システムより、ほんのわずか高くなっている。

110212_1 スペクトラム・アナライザ


When hit with strong interference, the system proved to be adequately resilient, simply becoming more jerky as the band was slowly filled with an interfering signal. While not as resilient as the Hitec, Futaba or FrSky systems, version 2 of the FlySky system is light-years better than the original, that's for sure. I'd also go as far as to say that it's even better than some systems costing twice as much.
(専門的すぎてわかりません・・・。涙)

110212_2 スペクトラム・アナライザ


新しいFHSSモジュールの出力を旧型のそれと比較すると(上のグラフ)、バージョン2がバンド(帯域)の多くを使用していることが見て取れ、それはとてもとても良いことだ。

サーボの動きは滑らかで、おそらくバージョン1とまったく同じほど滑らかではないが、この価格の製品としては確かに非常に良い。

電圧低下性能は非常に良いままである。--受信機の電子設計は本当に少しだけ旧型から変更されただけなので驚きはない。

前に述べたように、悪天候のために私はまだ送受信機のフライトテストをしていないが、来週か再来週までにテストして、その時にこのレビューを更新しよう。


Firmware(ファームウェア)

9Xにはマニュアルが付いてこないので、私はかなりの時間を費やして新しい9x用の短いマニュアルを書こうとしている。
この期間中、私はファームウェアに関連するバグと回避策をテストするので、何が動作するようになり、何がまだ動作しないのかについて良いアイデアを持っている必要がある。
大幅にパワーと性能を拡大した9x用ファームウェアのいくつかの新セットが利用可能になったという点にも注目したい。私は、彼らがどれほど詳細に送信機にアップロードできるかと同じくらい上手に、今後のレビューでこれらをカバーするだろう。

一方、これは「現在進行中のレビュー」なので、あなたは、私が発見したものとTurnigy9X送受信機のバージョン2で大きな問題があるかどうかを時々確認するために、ここに戻ってきて欲しい。

なにしろ、たった60ドルの送受信機だから。

(Summary(概要)は省略する。)

------------ ここまで ------------


やっと終わった。(^^;)


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好きなもの・・・蕎麦、JUDAS PRIEST、確率論、タイガー戦車。

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