2017年に発売された人気マイクロ・レーシングクアッドは?
早いもので 2017年も、残すところあと 2ヶ月余りになりました。今年も多くのマイクロ FPV クアッドコプターが発売されましたが、人気機種はいくつかに絞られてきたようです。
2016年はブラシモーターを搭載し、1S バッテリーで飛ぶ、100mm 前後のマイクロ・レーシングクアッドが人気になりました。人気の発端は Tiny Whoop でしたね。

2015年発売の Blade Inductrix(上の写真)が、非常に安定していて高性能だったので、これを元にして改造 FPV クアッドが作られました。そしてそれらは Tiny Whoop と呼ばれ、2016年初め頃から世界中で爆発的に人気化しました。
この年は、Tiny Whoop 人気にあやかって、中国メーカーからもマイクロ FPV クアッドが続々と新発売されました。
中でも SP Racing F3_EVO_Brushed フライトコントローラと Cleanflight ファームウェアを搭載した、 Eachine Tiny QX90 や Tiny QX95 はよく売れました。そして今でも、ビギナー向けのブラシモーター・クアッドとして人気が継続しています。価格の安さも魅力です。
Blade Inductrix FPV(左)と Eachine Tiny QX95(右)

2016年秋には、Tiny Whoop 本家? の Blade からも Inductrix FPV という純正 Tiny Whoop が発売され話題になりました。最近では、発売されたばかりの Inductrix FPV+ という後継クアッドが注目を集めています。
2016年を一言で言えば「1S バッテリーの、ブラシモーター FPV マイクロクアッドの年」でしたが、2017年は「2S ~ 3S バッテリーの、ブラシレス FPV マイクロクアッドの年」となりました。
マイクロ・レーシングクアッドの人気は、販売数量を比較すれば一目瞭然だと思いますが、私はそんな便利な数字を持っていません。それで、ラジコン掲示板 RC Grouos の投稿ページ数から人気をはかってみました。投稿数が多いからといって、人気があるとは即断できませんが、少なくとも注目度の高さはわかります。一般に、人気があれば話題になり、注目度は高くなります。
以下に投稿ページ数の多い順に列挙します。機種名をクリックすると、関連記事を読むことができます。()内の年月は、そのスレッドがスタートした時を示します。ほとんどの場合、新発売の 1~3ヶ月前にスレッドがスタートします。
1. Blade Torrent 110 FPV (2017年4月) 240 ページ

2. Eachine Lizard95 (2017年4月) 205 ページ

3. KingKong 90GT (2017年1月) 166 ページ

4. EMAX Babyhawk 85mm (2017年1月) 151 ページ

どれも 2017年前半に新発売された機種です。この中では最新型の Eachine Lizard95 がもっとも注目されたと言って良いでしょう。こんなに小さいのに、3S バッテリーで最高時速 120キロ以上だそうですから、ベテランパイロット達が飛びついたのも当然です。
Blade Torrent 110 FPV も注目されました。Blade(Horizon Hobby) は、中華クアッド全盛の中で、唯一がんばっている米国メーカーですから、北米やオーストラリアを中心に根強い人気があります。値段が高いことと、初期不良が多いのが玉に瑕です。発売から 3ヶ月もすれば改善されますから、ゆっくり買うのが吉。
この中からビギナーにオススメするなら、2S バッテリーの KingKong 90GT でしょうか。2S バッテリーとは言え、ブラシレスモーターですから、パワーがあってスピードが出ます。KingKong というブランドは、製品に不具合があっても後ほど改善してきますから、私は好きですね。この点は Blade も同じです。
しかし正直に言えば、私ならビギナーの方には、ブラシモーターの 2016年型クアッドをオススメしたいところです。パワーが程よいので、プロペラガードをつければ屋内でも飛ばせます。今は Betaflight 全盛ですが、アクロ仕様の Betaflight よりもデフォルトの Cleanflight の方がビギナー向けかも知れません。もちろん、Betaflight にアップグレード可能です。
残念ながら、EMAX Babyhawk 85mm のことはよく知りません。でも、人気がありますね。
「2017年夏の マイクロクアッド」カテゴリの記事も、下のリンクをクリックして、あわせてお読み下さい。
http://tiger22618.blog104.fc2.com/blog-category-319.html
2016年はブラシモーターを搭載し、1S バッテリーで飛ぶ、100mm 前後のマイクロ・レーシングクアッドが人気になりました。人気の発端は Tiny Whoop でしたね。

2015年発売の Blade Inductrix(上の写真)が、非常に安定していて高性能だったので、これを元にして改造 FPV クアッドが作られました。そしてそれらは Tiny Whoop と呼ばれ、2016年初め頃から世界中で爆発的に人気化しました。
この年は、Tiny Whoop 人気にあやかって、中国メーカーからもマイクロ FPV クアッドが続々と新発売されました。
中でも SP Racing F3_EVO_Brushed フライトコントローラと Cleanflight ファームウェアを搭載した、 Eachine Tiny QX90 や Tiny QX95 はよく売れました。そして今でも、ビギナー向けのブラシモーター・クアッドとして人気が継続しています。価格の安さも魅力です。
Blade Inductrix FPV(左)と Eachine Tiny QX95(右)

2016年秋には、Tiny Whoop 本家? の Blade からも Inductrix FPV という純正 Tiny Whoop が発売され話題になりました。最近では、発売されたばかりの Inductrix FPV+ という後継クアッドが注目を集めています。
2016年を一言で言えば「1S バッテリーの、ブラシモーター FPV マイクロクアッドの年」でしたが、2017年は「2S ~ 3S バッテリーの、ブラシレス FPV マイクロクアッドの年」となりました。
マイクロ・レーシングクアッドの人気は、販売数量を比較すれば一目瞭然だと思いますが、私はそんな便利な数字を持っていません。それで、ラジコン掲示板 RC Grouos の投稿ページ数から人気をはかってみました。投稿数が多いからといって、人気があるとは即断できませんが、少なくとも注目度の高さはわかります。一般に、人気があれば話題になり、注目度は高くなります。
以下に投稿ページ数の多い順に列挙します。機種名をクリックすると、関連記事を読むことができます。()内の年月は、そのスレッドがスタートした時を示します。ほとんどの場合、新発売の 1~3ヶ月前にスレッドがスタートします。
1. Blade Torrent 110 FPV (2017年4月) 240 ページ

2. Eachine Lizard95 (2017年4月) 205 ページ

3. KingKong 90GT (2017年1月) 166 ページ

4. EMAX Babyhawk 85mm (2017年1月) 151 ページ

どれも 2017年前半に新発売された機種です。この中では最新型の Eachine Lizard95 がもっとも注目されたと言って良いでしょう。こんなに小さいのに、3S バッテリーで最高時速 120キロ以上だそうですから、ベテランパイロット達が飛びついたのも当然です。
Blade Torrent 110 FPV も注目されました。Blade(Horizon Hobby) は、中華クアッド全盛の中で、唯一がんばっている米国メーカーですから、北米やオーストラリアを中心に根強い人気があります。値段が高いことと、初期不良が多いのが玉に瑕です。発売から 3ヶ月もすれば改善されますから、ゆっくり買うのが吉。
この中からビギナーにオススメするなら、2S バッテリーの KingKong 90GT でしょうか。2S バッテリーとは言え、ブラシレスモーターですから、パワーがあってスピードが出ます。KingKong というブランドは、製品に不具合があっても後ほど改善してきますから、私は好きですね。この点は Blade も同じです。
しかし正直に言えば、私ならビギナーの方には、ブラシモーターの 2016年型クアッドをオススメしたいところです。パワーが程よいので、プロペラガードをつければ屋内でも飛ばせます。今は Betaflight 全盛ですが、アクロ仕様の Betaflight よりもデフォルトの Cleanflight の方がビギナー向けかも知れません。もちろん、Betaflight にアップグレード可能です。
残念ながら、EMAX Babyhawk 85mm のことはよく知りません。でも、人気がありますね。
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