Nano CP X: Tom Z版ビギナー用および標準設定
Bladeヘリの設定を藪さんから教えていただいたやり方で調整しましたので、久しぶりにNano CP Xでもテスト飛行してみました。
相変わらずバインド不良が発生します。これはNanoの持病と思って諦めるしかないですね。
久しぶりに飛ばしたせいか、とても動きが敏感に感じました。
それで設定を少し変えてみようと思い、Tom Zさんの設定を調べました。私のようなビギナーの方には参考になると思います。(^^)
http://www.rcgroups.com/forums/showpost.php?p=22670861&postcount=55
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Setup for the Blade Nano CP X - Spektrum DX6I, DX7, DX7se, DX7s, DX8, and DX18 transmitter.(Blade Nano CP Xの送信機設定)
* Beginner and Standard Settings(ビギナー用および標準設定)
Spektrum DX6I用設定
Model Type(モデルタイプ): HELI
Reverse(リバース)
THRO-N
AILE-N
ELEV-N
RUDD-N
GYRO-N
PITC-R
Swash Type(スワッシュ・タイプ): 1 Servo Normal
Travel Adjustment(トラベルアジャスト): すべて100%
Throttle Curve(スロットルカーブ)
NORM 0% 40% 60% 80% 100%
STUNT 100% 100% 100% 100% 100%
HOLD 10% 10% 10% 10% 10%
Pitch Curve(ピッチカーブ)
NORM 30% 40% 50% 75% 100%
STUNT 0% 25% 50% 75% 100%
HOLD 0% 25% 50% 75% 100%
(1) ビギナーの方は NORM 50% 50% 50% 75% 100% とするのも良いでしょう。
この設定は室内あるいは風のない屋外用で、マイナスピッチがありませんから、スロットルを下げてもヘリが地面に激突することがありません。これはノーマルモード用ですからスタントモードでは使用しないで下さい。
(2) 第2の選択肢・・・HOLD 50% 50% 50% 50% 50%
これはスワッシュとブレードがスティック中央でゼロピッチになりますから、クラッシュ時のダメージを最小限に抑えることができます。テールブームを打つのも防ぐことができます。スロットルスティックを動かしてもスワッシュは動きません。クラッシュしそうな時にスロットル操作で逃げたい方は、この設定は使わないで下さい。
D/R & Expo(デュアルレート/エクスポネンシャル)
以下には4つの選択枝があります。最初は1番上の設定を試してみて、ヘリの動きが敏感だと思ったら1つ下の設定に変えて下さい。それでも敏感ならさらに下に変更して下さい。
1番上の設定が標準設定です。2~4番目はビギナー用の設定になります。
ELEV D/R = 85% EXP 30%
AILE D/R = 85% EXP 30%
RUDD D/R = 85% EXP 0%
ELEV D/R = 70% EXP 30%
AILE D/R = 70% EXP 30%
RUDD D/R = 85% EXP 0%
ELEV D/R = 60% EXP 30%
AILE D/R =60% EXP 30%
RUDD D/R = 85% EXP 0%
ELEV D/R = 50% EXP 30%
AILE D/R =50% EXP 30%
RUDD D/R = 85% EXP 0%
Spektrum DX7/DX7se, DX7s, DX8/DX18用の設定
上と同じですが、リバース設定が下のようになります。
THRO-N
AILE-N
ELEV-N
RUDD-N
GYRO-N
PITC-N
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相変わらずバインド不良が発生します。これはNanoの持病と思って諦めるしかないですね。
久しぶりに飛ばしたせいか、とても動きが敏感に感じました。
それで設定を少し変えてみようと思い、Tom Zさんの設定を調べました。私のようなビギナーの方には参考になると思います。(^^)
http://www.rcgroups.com/forums/showpost.php?p=22670861&postcount=55
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Setup for the Blade Nano CP X - Spektrum DX6I, DX7, DX7se, DX7s, DX8, and DX18 transmitter.(Blade Nano CP Xの送信機設定)
* Beginner and Standard Settings(ビギナー用および標準設定)
Spektrum DX6I用設定
Model Type(モデルタイプ): HELI
Reverse(リバース)
THRO-N
AILE-N
ELEV-N
RUDD-N
GYRO-N
PITC-R
Swash Type(スワッシュ・タイプ): 1 Servo Normal
Travel Adjustment(トラベルアジャスト): すべて100%
Throttle Curve(スロットルカーブ)
NORM 0% 40% 60% 80% 100%
STUNT 100% 100% 100% 100% 100%
HOLD 10% 10% 10% 10% 10%
Pitch Curve(ピッチカーブ)
NORM 30% 40% 50% 75% 100%
STUNT 0% 25% 50% 75% 100%
HOLD 0% 25% 50% 75% 100%
(1) ビギナーの方は NORM 50% 50% 50% 75% 100% とするのも良いでしょう。
この設定は室内あるいは風のない屋外用で、マイナスピッチがありませんから、スロットルを下げてもヘリが地面に激突することがありません。これはノーマルモード用ですからスタントモードでは使用しないで下さい。
(2) 第2の選択肢・・・HOLD 50% 50% 50% 50% 50%
これはスワッシュとブレードがスティック中央でゼロピッチになりますから、クラッシュ時のダメージを最小限に抑えることができます。テールブームを打つのも防ぐことができます。スロットルスティックを動かしてもスワッシュは動きません。クラッシュしそうな時にスロットル操作で逃げたい方は、この設定は使わないで下さい。
D/R & Expo(デュアルレート/エクスポネンシャル)
以下には4つの選択枝があります。最初は1番上の設定を試してみて、ヘリの動きが敏感だと思ったら1つ下の設定に変えて下さい。それでも敏感ならさらに下に変更して下さい。
1番上の設定が標準設定です。2~4番目はビギナー用の設定になります。
ELEV D/R = 85% EXP 30%
AILE D/R = 85% EXP 30%
RUDD D/R = 85% EXP 0%
ELEV D/R = 70% EXP 30%
AILE D/R = 70% EXP 30%
RUDD D/R = 85% EXP 0%
ELEV D/R = 60% EXP 30%
AILE D/R =60% EXP 30%
RUDD D/R = 85% EXP 0%
ELEV D/R = 50% EXP 30%
AILE D/R =50% EXP 30%
RUDD D/R = 85% EXP 0%
Spektrum DX7/DX7se, DX7s, DX8/DX18用の設定
上と同じですが、リバース設定が下のようになります。
THRO-N
AILE-N
ELEV-N
RUDD-N
GYRO-N
PITC-N
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マイクロヘリ(可変ピッチ(CP))のスロットルカーブ等について(藪 丈二さん)
HiSkyのHCP60インプレ記事の紹介を興味深く拝読しております。投稿者の実験を踏まえてのコメントには中々説得力があり、同好の士への情報提供に敬意を表します。
http://tiger22618.blog104.fc2.com/blog-date-20160112.html
投稿者は、アイドルアップ(IU)時のスロットルカーブ(TC)を浅いVタイプが良いと感じておられるようですが、バックグラウンドとなる理由付けがあれば、更に説得力が増したと思います。
一方で、マイクロCPヘリのIU用TCはフラットタイプが良いという識者もおられ、私共のような素人にとってはセッティングの際の混乱の一因になっているのも事実です。
そこで、私が折に触れて参考にしているJ.Salt氏の「Setup & Tips for Electric Collective Pitch RC Helicopter」から、氏の意見を紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。
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1 マイクロCPヘリのスロットルカーブ(TC)
大型CPヘリのTCとマイクロCPヘリのそれとではほぼ同一と考えてもよいのですが、一点留意すべき点として、特にテール・ドライブ・モーター形式のマイクロヘリでは可能な限りフラットタイプのTCにセッティングする必要があるということです。
このことは大変重要なことで、メインモーターのトルクが一定であればあるほど、テールモーターにとっては有り難いことで、テールが振られないようシャカリキになる必要がなくなるからです。
マイクロCPヘリ、特に固定ピッチテールロータータイプのヘリでスポーツフライトやエアロバティックフライトを楽しむ時は、フラットなTCこそ最良のパフォーマンスを発揮させるセッティングだと信じております。
(1)マイクロCPヘリのTC
エレクトリックマイクロCPヘリのモーターは、極めてリニヤなトルクを瞬時に発生します。回転速度は負荷の有無にかかわらず印可電圧に比例します。
したがって、負荷が増加した場合はより大きな電流が供給されますが回転数はほぼ同じですから、電気モーターは自立ガバナー機能を備えていると考えられますので、フラットタイプのTCがパフォーマンスの発揮に最適のカーブだと言えると思います。
(2)燃料タイプのエンジンCPヘリのTC
電気モーターに対して燃料タイプのエンジン(タービンを除く)の場合は、大半のトルクは回転数がより高い位置で発生します。負荷が小さくなると回転数は低下し、負荷がなくなるとオーバースピードになってしまいます。
大半の燃料タイプのヘリが、V型もしくはU型のTCにセッティングするのはこの理由のためです。負荷が最高になるプラスもしくはマイナスピッチの両端で、フルパワーが必要になり、対してピッチアングルがゼロ度になったとき、最小のパワーにする必要があります。
もし、TCのローポイントにおいてローターが必要とする負荷にマッチしなかった場合、エンジンはオーバースピードになってしまうことでしょう。結局のところ、燃料エンジンでは一定のヘッドスピードを維持するための調整はとても難しいことです。
2 マイクロCPヘリのデュアルレートおよびエクスポ(DR/EXPO)
DRはご承知のとおり、トグルスイッチをオンオフすることで、サーボチャンネル出力を所定値に変更する方法であり、EXPOはスティックのニュートラル付近においてチャンネル出力変化を緩やかにしたり急峻にしたりする方法です。
マイクロヘリの場合は、極めてマス(質量)が小さいこと及びサイクリックレスポンスへの反作用等が相まって、リスのようにちょこまかした動きになりますから、特にエルロンとエレベーターチャンネルのEXPO値は大きく設定したほうが良いようです。
手始めに、エルロン、エレベーター及びラダーのDRを50%、EXPOを+30%に設定し、好みのフライトスタイルになるよう調整を続けると良いでしょう。
3 Blade Nano CPXのセッティング例
(1)アウトドア一般用
DR:エルロン:60% エレベーター:60% ラダー:75%
EXPO:エルロン:50% エレベーター:50% ラダー:50%
TC:80%、80%、80%、80%、80%(80%パワーフラットライン)
PC:35%、55%、75%、82.5%、100%(-3°~+10°)
(2)アウトドア・スポーツ・エアロバティック用
DR:エルロン:100% エレベーター:100% ラダー:100%
EXPO:エルロン:65% エレベーター:65% ラダー:50%
TC:100%、100%、100%、100%、100%(100%パワーフラットライン)
PC:0%、25%、50%、75%、100%(-10°~+10°)
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以上、ご参考まで
H28.01.13 藪 丈二
http://tiger22618.blog104.fc2.com/blog-date-20160112.html
投稿者は、アイドルアップ(IU)時のスロットルカーブ(TC)を浅いVタイプが良いと感じておられるようですが、バックグラウンドとなる理由付けがあれば、更に説得力が増したと思います。
一方で、マイクロCPヘリのIU用TCはフラットタイプが良いという識者もおられ、私共のような素人にとってはセッティングの際の混乱の一因になっているのも事実です。
そこで、私が折に触れて参考にしているJ.Salt氏の「Setup & Tips for Electric Collective Pitch RC Helicopter」から、氏の意見を紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。
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1 マイクロCPヘリのスロットルカーブ(TC)
大型CPヘリのTCとマイクロCPヘリのそれとではほぼ同一と考えてもよいのですが、一点留意すべき点として、特にテール・ドライブ・モーター形式のマイクロヘリでは可能な限りフラットタイプのTCにセッティングする必要があるということです。
このことは大変重要なことで、メインモーターのトルクが一定であればあるほど、テールモーターにとっては有り難いことで、テールが振られないようシャカリキになる必要がなくなるからです。
マイクロCPヘリ、特に固定ピッチテールロータータイプのヘリでスポーツフライトやエアロバティックフライトを楽しむ時は、フラットなTCこそ最良のパフォーマンスを発揮させるセッティングだと信じております。
(1)マイクロCPヘリのTC
エレクトリックマイクロCPヘリのモーターは、極めてリニヤなトルクを瞬時に発生します。回転速度は負荷の有無にかかわらず印可電圧に比例します。
したがって、負荷が増加した場合はより大きな電流が供給されますが回転数はほぼ同じですから、電気モーターは自立ガバナー機能を備えていると考えられますので、フラットタイプのTCがパフォーマンスの発揮に最適のカーブだと言えると思います。
(2)燃料タイプのエンジンCPヘリのTC
電気モーターに対して燃料タイプのエンジン(タービンを除く)の場合は、大半のトルクは回転数がより高い位置で発生します。負荷が小さくなると回転数は低下し、負荷がなくなるとオーバースピードになってしまいます。
大半の燃料タイプのヘリが、V型もしくはU型のTCにセッティングするのはこの理由のためです。負荷が最高になるプラスもしくはマイナスピッチの両端で、フルパワーが必要になり、対してピッチアングルがゼロ度になったとき、最小のパワーにする必要があります。
もし、TCのローポイントにおいてローターが必要とする負荷にマッチしなかった場合、エンジンはオーバースピードになってしまうことでしょう。結局のところ、燃料エンジンでは一定のヘッドスピードを維持するための調整はとても難しいことです。
2 マイクロCPヘリのデュアルレートおよびエクスポ(DR/EXPO)
DRはご承知のとおり、トグルスイッチをオンオフすることで、サーボチャンネル出力を所定値に変更する方法であり、EXPOはスティックのニュートラル付近においてチャンネル出力変化を緩やかにしたり急峻にしたりする方法です。
マイクロヘリの場合は、極めてマス(質量)が小さいこと及びサイクリックレスポンスへの反作用等が相まって、リスのようにちょこまかした動きになりますから、特にエルロンとエレベーターチャンネルのEXPO値は大きく設定したほうが良いようです。
手始めに、エルロン、エレベーター及びラダーのDRを50%、EXPOを+30%に設定し、好みのフライトスタイルになるよう調整を続けると良いでしょう。
3 Blade Nano CPXのセッティング例
(1)アウトドア一般用
DR:エルロン:60% エレベーター:60% ラダー:75%
EXPO:エルロン:50% エレベーター:50% ラダー:50%
TC:80%、80%、80%、80%、80%(80%パワーフラットライン)
PC:35%、55%、75%、82.5%、100%(-3°~+10°)
(2)アウトドア・スポーツ・エアロバティック用
DR:エルロン:100% エレベーター:100% ラダー:100%
EXPO:エルロン:65% エレベーター:65% ラダー:50%
TC:100%、100%、100%、100%、100%(100%パワーフラットライン)
PC:0%、25%、50%、75%、100%(-10°~+10°)
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以上、ご参考まで
H28.01.13 藪 丈二