9XR 自由度が高くても・・・ (藪 丈二さん)
tiger22さん こんにちは
以前、私のレポートでクレームがついた件で、種々資料をあさってみました。
色んな資料が色んな形でレポートされておりましたので、以下のとおりまとめてみましたのでご笑覧いただければ嬉しい限りです。
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9XR 自由度が高くても・・・
先日、私の9XR関連レポートの中で、「フレーム・レート」のことを書きましたところ、「無断引用ではないか」とのおしかりを受けましたけれども、おしかりを受ける筋合いのものでは毛頭なく、公開データはいくらでも存在しています。
ホビーの世界は、お互い利用され、利用して皆さんがハッピーになれればそれで良いのですから気楽に行きたいものです。
それはさておき、9XR・PPMジェネレーター(これもネットからの拝借ですが、「送信機」ではなく、こう呼ぶのがピッタリだそうです。)は、プロトコル・エンコードやフレーム・レートをユーザーが自由に?選択できる数少ない機種のようです。
多くの送信機を調べた訳ではありませんが、SpektrumのDX8はフレーム・レートを22.0mSecの他に11.0mSecを選択できるようになっています。しかし、この自由度が却ってアダとなって、特にテレメーターを使用するユーザーや、er9X利用者がDSM2系の受信機を搭載した機種のサーボのセンタリングで悩まされたように、大勢の方を混乱させている原因にもなっているようです。
さて、Spektrum送信機では、分解能(Resolution)とフレーム・レートの組み合わせを
1024bit/22mSecもしくは2048bit/11mSecから選択するように設計されています。
分解能はご承知のとおり、送信機から、スティックの位置情報をどれだけ精密に、ヘリ
へ送信できるかの能力です。
また、フレーム・レートはデータ・パケットの送信頻度を示しており、Spektrumは、
22mSec(45フレーム/秒)を使用しているとのことです。分解能とフレーム・レートの組み
合わせは4種類になりますが、例えば、2048bits/11mSecの組み合わせを実験したユーザ
ーからの報告では、DSM2モードの場合、アドバンテージはほとんどなかったとのことで
す。
要約しますと、送信機のスティックを安全に操作するには、DSM2モードでは、1024bits/22mSecの組み合わせが良いということのようでした。
Balde 130Xを含む、HH社のマイクロヘリに搭載されているサーボは、いずれもSpektrum社製であることを考えますと、Turnigy 9XR + TD2.4LPでHH社製マイクロヘリをフライトさせる場合のプログラミング注意点として、次のようなセッティングになりそうです。
1 Radio Setup 1/5ページ
Filter ADC:SINGのままでよい。(1024bits)
2 Model Setup 2/11ページ
(1)Proto PPM 8CH :400μSec(デフォルト値の300μSecは避けるべき)
(2)PPM FrLen:22mSec(但し、典型的なPPM無線機やアナログサーボのフレームレングスは22.5mSecとなっている別資料もある)
参考文献:
http://www.helifreak.com/showthread.php?t=366181
http://www.helifreak.com/archive/index.php/t-366181.html
http://www.helixrc.com/technology/frame-rates.html
2013-02-23 10:25 藪 丈二
以前、私のレポートでクレームがついた件で、種々資料をあさってみました。
色んな資料が色んな形でレポートされておりましたので、以下のとおりまとめてみましたのでご笑覧いただければ嬉しい限りです。
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9XR 自由度が高くても・・・
先日、私の9XR関連レポートの中で、「フレーム・レート」のことを書きましたところ、「無断引用ではないか」とのおしかりを受けましたけれども、おしかりを受ける筋合いのものでは毛頭なく、公開データはいくらでも存在しています。
ホビーの世界は、お互い利用され、利用して皆さんがハッピーになれればそれで良いのですから気楽に行きたいものです。
それはさておき、9XR・PPMジェネレーター(これもネットからの拝借ですが、「送信機」ではなく、こう呼ぶのがピッタリだそうです。)は、プロトコル・エンコードやフレーム・レートをユーザーが自由に?選択できる数少ない機種のようです。
多くの送信機を調べた訳ではありませんが、SpektrumのDX8はフレーム・レートを22.0mSecの他に11.0mSecを選択できるようになっています。しかし、この自由度が却ってアダとなって、特にテレメーターを使用するユーザーや、er9X利用者がDSM2系の受信機を搭載した機種のサーボのセンタリングで悩まされたように、大勢の方を混乱させている原因にもなっているようです。
さて、Spektrum送信機では、分解能(Resolution)とフレーム・レートの組み合わせを
1024bit/22mSecもしくは2048bit/11mSecから選択するように設計されています。
分解能はご承知のとおり、送信機から、スティックの位置情報をどれだけ精密に、ヘリ
へ送信できるかの能力です。
また、フレーム・レートはデータ・パケットの送信頻度を示しており、Spektrumは、
22mSec(45フレーム/秒)を使用しているとのことです。分解能とフレーム・レートの組み
合わせは4種類になりますが、例えば、2048bits/11mSecの組み合わせを実験したユーザ
ーからの報告では、DSM2モードの場合、アドバンテージはほとんどなかったとのことで
す。
要約しますと、送信機のスティックを安全に操作するには、DSM2モードでは、1024bits/22mSecの組み合わせが良いということのようでした。
Balde 130Xを含む、HH社のマイクロヘリに搭載されているサーボは、いずれもSpektrum社製であることを考えますと、Turnigy 9XR + TD2.4LPでHH社製マイクロヘリをフライトさせる場合のプログラミング注意点として、次のようなセッティングになりそうです。
1 Radio Setup 1/5ページ
Filter ADC:SINGのままでよい。(1024bits)
2 Model Setup 2/11ページ
(1)Proto PPM 8CH :400μSec(デフォルト値の300μSecは避けるべき)
(2)PPM FrLen:22mSec(但し、典型的なPPM無線機やアナログサーボのフレームレングスは22.5mSecとなっている別資料もある)
参考文献:
http://www.helifreak.com/showthread.php?t=366181
http://www.helifreak.com/archive/index.php/t-366181.html
http://www.helixrc.com/technology/frame-rates.html
2013-02-23 10:25 藪 丈二